通算317本塁打ゴンザレスが現役引退を表明 2011年には“イチローそっくり”アーチ
自身のインスタグラムで「今日、私は正式に引退を発表する」
メジャー通算317本塁打を誇るエイドリアン・ゴンザレスが現役を引退することを、自身のインスタグラムで表明した。「今日、私は正式に引退を発表する。MLBで15年間、ほかマイナーリーグやメキシカンサマーリーグ、ウィンターリーグ、カリビアンシリーズ、WBC、オリンピックでもプレーする機会に恵まれた。なんという幸運だ」と綴った。
妻ベッツィーさんに「いい時も悪い時も常に支えてくれた。最高の妻、最高の母親でいてくれてありがとう」と感謝。また「野球が与えてくれたものすべてに感謝する。野球を通じて素晴らしいチームメート、コーチ陣に出会い、思い出ができ、そして何よりも生涯の友に出会った。野球は生まれた時から私のDNAに組み込まれていた。野球はこれからもずっと私の一部」と思いを述べた。
今後については「すでに取り組んでいる、そして新たな事業やパートナーシップに取り組んでいく」と語った。この報告に、2014年に在籍していたドジャースが「とてつもないキャリアだった、おめでとう!」と反応した。
ゴンザレスはメジャー通算15年間で1929試合に出場し2050安打、打率.287、317本塁打1202打点をマーク。最多安打や最多打点にも輝いている。
そんなゴンザレスには“逸話”がある。米スポーツ専門局「ESPN」の公式サイトは「エイドリアン・ゴンザレスではなく、実は“イチロー”・ゴンザレス?」という見出しで特集。レッドソックス時代の2011年5月14日(日本時間15日)のヤンキース戦で、ゴンザレスは当時のフランコーナ監督にイチローばりのスイングをすることを宣言し本塁打を放った。試合後、フランコーナ監督は「すばらしかっただろう?」「少しイチローっぽくも見えたしね」と振り返っていた。