四面楚歌の甲子園が「好きな敵地だった」 元燕守護神が回顧するNPBでの日々
トニー・バーネット氏は2015年、最多セーブに輝きリーグ優勝に貢献
2010年から6年間ヤクルトに在籍したトニー・バーネット氏が自身のツイッターを更新。日本の球場で乗っていたブルペンカーを懐かしんだ。お気に入りだった場所には阪神の本拠地・甲子園を挙げた。
「ブルペンでマウンドに向かうことは、試合を締めくくろうとする僕の心の中を駆け巡るドキドキ感からの丁度いい息抜きだった。この先の人生で、他の場所であんな経験をすることはないだろう。ブルペンカーが恋しいよ」
本拠地だった神宮は、ファウルゾーンにブルペンがありブルペンカーは使用しないが「(マウンドまでの)距離が短くて良かった」と回顧。「球場によってそれぞれ個性がある。阪神は僕の好きな敵地だった。ゲートが開いた途端、ファンの大きな声が響いている。すぐにアドレナリンが出てくるんだ」と懐かしんだ。
バーネットは2010年に来日。2015年には59試合に登板して41セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得するなどチームのリーグ優勝に大きく貢献した。この年限りでメジャー復帰を目指して退団。2019年シーズンを最後に現役を引退し、2020年1月にヤクルトの編成部アドバイザー就任が発表され、昨年にはツインズ傘下3Aの球場に足を運んでいた。
(Full-Count編集部)