「引き分け増加」は2021年シーズンをどう変えた? 上位に直結する試合巧者ぶり
2016年のソフトバンクは勝率6割超えでも優勝逃す
2016年のソフトバンクのように、勝率.600を超えながら優勝を逃すケースも存在。80勝以上を記録しながら2位に終わったチームも2014年以降の8年間で3度存在しており、シーズンによっては優勝していてもおかしくない成績だった2位チームは少なくない。
そんな中で、2011年の日本ハムは72勝で、2019年までの2位チームの中では2012年の西武と並んで最も少ない数字に。勝率の面でも期間内で最も低い数字であり、2012年も下から3番目。やはり、引き分けの多さが、順位の面で好成績を収めたチームの勝率にも影響していたと考えられる。2020年と2021年のロッテはともに60勝台で、期間内では最少に。ただ、最終盤まで優勝を争った2021年は引き分けの数が19と多い一方で、57敗と表内で2番目に少ない数字だった。