ヤクルト29年ぶり連覇の“条件”は? OBが断言…村上、山田以外の「キーマン4人」

ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】

高橋奎二は結婚、第1子誕生で見込まれるさらなる成長

 昨年は6年ぶりのリーグ優勝と20年ぶりの日本一を達成し、球界を大いに盛り上げたヤクルト。1992、93年以来の連覇がかかる今年、キャンプやオープン戦を通じて注目されるポイントはどこか。かつて名外野手として鳴らしたヤクルトOBの野球評論家・飯田哲也氏が分析した。

 ヤクルトの沖縄・浦添キャンプは、近親者の新型コロナウイルス感染で出遅れた高津臣吾監督が3日に合流。1月の自主トレ期間中に陽性判定を受け2軍スタートとなった村上宗隆内野手、高橋奎二投手も調子を上げつつある。そんな中、飯田氏が連覇のキーマンとして最も期待するのが、奥川恭伸投手と高橋の若手2枚看板だ。

 クライマックスシリーズ、日本シリーズではそろって快投。レギュラーシーズンでは、奥川が中9日以上の間隔を空けながら、小川泰弘投手と並ぶチームトップタイの9勝(4敗)を挙げ、開幕に出遅れた高橋も14試合で4勝1敗、防御率2.87だった。「この2人が1本立ちし、シーズンを通し先発ローテの中心として中6日で回ることが連覇の条件」と飯田氏は話す。

「幸い、奥川も高橋も真面目で浮かれるタイプではない」と見ている。特に高橋は昨年1月に結婚、10月に第1子の長女が誕生。「守るものができたことは大きいですよ。独身の時は“ダメなら仕方がない”という考えで済んだとしても、家族ができれば必死にならざるをえない」と“効果”を見込んでいる。

救援陣は昨季、清水、マクガフ、今野らが奮闘した

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