減量調整は「合わない」 中田翔、体重20キロ増で溢れる自信「今までとレベル違う」

打撃練習に臨む巨人・中田翔【写真:荒川祐史】
打撃練習に臨む巨人・中田翔【写真:荒川祐史】

日本ハム清宮は9キロ減量、中田の減量調整は「打球が全く飛ばなくなった」

「キャンプ中からしっかり動けるコンディションではなかった。札幌ドームで立てなくなってから2軍で体重を落として。(2軍調整中に)8、9キロ落としたかな。その後も4キロぐらい落ちて。そしたら(打球が)全く飛ばなくなった。フリー打撃をしていても全く面白くなかったね」

 日本ハムの清宮幸太郎内野手は新庄剛志ビッグボスの指令を受けて9キロ減量。対照的な調整方法はファンの間でも大きな話題となった。減量によって体のキレを出す調整法だが、中田にはいい思い出はないようだ。

「意図的に体重を10キロ近く落として、シーズンに入ろうとしたこともあるけど、全部がうまくいかなかった。僕には減量は合わなかった。打球が全く飛ばなくなった経験をしているから。確かに体にキレはあるし、走れる。そういう意味ではいいかもしれないけど、体重を落として挑んだシーズンで成功したことはないね」

 昨季途中まで広い札幌ドームを本拠地としながら通算264本塁打をかっ飛ばしてきた。「去年買って着ていた服はジャストサイズになってきた」と明かす表情にも自信がみなぎっている。

 昨季は一塁は中島宏之が41試合先発。途中加入の中田は27先発で、ウィーラーが24先発だった。熾烈なポジション争いを勝ち抜く覚悟だ。

「ウィーラーにしてもナカジさんにしても、今までパ・リーグで見てきた2人。本当に楽しくできてます。ただ試合に出られるのは1人なので。気を引き締めてやっていかないといけない。すごい選手2人なので、もっともっと頑張らないといけない気持ちになってます」

 新天地で受ける刺激も復活への活力。2022年を再出発の一年とする。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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