NPBが3月の侍ジャパン強化試合の中止を発表 栗山英樹監督「大変残念」
栗山監督「次回WBCでの世界一奪回という目標は変わりません」
NPBエンタープライズは16日、3月5、6日に東京ドームで開催する予定だった強化試合「ENEOS侍ジャパンシリーズ2022 日本-台湾」の中止を発表した。新型コロナウイルス・オミクロン株の感染が再拡大している現状に対し、台湾のプロ野球を統括するCPBL(中華職棒大連盟)から選手の安全、シーズン開幕への影響を懸念して話し合いを行いたいとの申し入れがあり、検討を重ねた結果だという。
昨年12月に就任した元日本ハム・栗山英樹監督の初陣となる予定だったが、見送られることになった。今春のキャンプを精力的に視察し、メンバー選考を進めていた指揮官は「新生・侍ジャパンの新たな挑戦を、多くの野球ファンの皆様にお見せすることができず、大変残念な気持ちです。しかし、次回WBCでの世界一奪還という目標は変わりません。前向きに準備を進めて参ります」とコメントを発表した。
日本より早くメンバー選考が進んでいた台湾でも、新型コロナウイルスの感染拡大を見て、出場を見合わせると表明する選手が続出していた。今回は中止となったものの、このカードは今後の実現を目指し、調整を続けていくという。
(Full-Count編集部)