米大学で球種伝達用電子機器の使用開始 米メディア「MLBも関心を向けることは確実」
メジャーリーガーを多く輩出するバンダービルト大が使用を開始
米大学野球では今シーズンから、バンダービルト大など複数の大学で、選手の手首に球種伝達用の電子機器を着用させることが始まった。サイン盗みなどを防ぐ新たな試みを米メディア「CBSスポーツ」が伝えている。
すでに米大学野球のカレッジリーグは18日(日本時間19日)からスタートしており、多くのメジャーリーガーを輩出したバンダービルド大などが使用しているという。選手たちは手首に電子機器を着用し、ベンチのコーチから配球の情報を受け取る仕組みだ。
この電子機器では選手たちは情報を受け取ることしかできず、捕手からサインを送ることはできない。試合時間の短縮が主な目的で、守っている野手についてもコースや球種などが事前に伝わり打球の予測がより分かりやすくなる。
同メディアは今回の名門大学が取り入れた新たな試みに注目し「MLBが関心を向けていることは確実だろう」と指摘。メジャーリーグでは捕手がサインを出すことが多いため「疑問となるのは誰がサインを出すか」としている。