鷹・藤本監督が田中正義を絶賛　2回完全投球に「合格」「ローテ入ってくる」

「この時期であれくらい投げられていれば十分。これが続けば、当然ローテに入ってくる」

　ソフトバンクの藤本博史監督が、開幕ローテ入りを狙う田中正義投手を絶賛した。今季初の対外試合として22日に行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」の西武戦に先発した田中正は最速156キロの真っ直ぐを軸に2回をパーフェクトに封じ、指揮官は「合格です」と称えた。

　この日もゴーグルを着用してマウンドに上がった田中正。先頭の鈴木、外崎と連続三振に切ると、外崎の4球目には球場のスピードガンで156キロを計測。続く森も遊飛に打ち取った。2回も山川、中村と実績ある選手を右飛に仕留め、最後はブランドンを詰まらせた二飛に。2回を投げて無安打無失点2奪三振と、山賊打線をねじ伏せた。

　先発としてキャンプ序盤から期待を口にしていた田中正の好投に、指揮官は「真っ直ぐが強かった。真っ直ぐで空振りを取れているというのは、まだまだ速くなると思うし、この時期であれくらい投げられていれば十分。これが続けば、当然ローテに入ってくる」と目を細めた。

　今季から監督となった藤本監督にとって、この日は対外試合としては“初陣”。4-2で勝利したものの、ウイニングボールは貰っておらず「練習試合ですから。貰う時は公式戦で貰います、初日にね」と、新庄剛志監督率いる日本ハムとの開幕戦へと視線を向けていた。