鷹は世代交代できるのか? 藤本監督も苦言、浮き彫りになるベテランと若手の“差”

目立つのはベテランや1軍実績のある選手で「ふるいにかけられる」

 藤本監督の口からは苦言が並んだ。

「1人1人がね。佐藤直とかね、2番で最初に四球選んだけど、その後の打席は集中力あるのかな、と。塁に出てやろうというのがもっともっと必要。リチャードはロマン砲とか言われていて、練習でやっているけど、試合で結果が出ないとどんどん下を向いていく。今やっているところなんだから、三振でも胸張ってやればいい。逆に、佐藤直は三振して胸張れるタイプじゃない。タイプごとに姿勢を見せてほしい。個人が考えたバッティングをしてくれないと打線にならない」

「投手がビッグイニングを作るとサインも消えてしまう。大関はああいうビッグイニングを作ってはダメ。エラー絡みとはいえ、最少失点で抑えるとかね。ダラダラと、自分も軽く投げて。気持ちの問題。周りの野手も声かけしてやるとか、ワンテンポ置いてやるとか、そういうのも見えなかった。気持ちで出られたら練習せんでいいと言われるかもしれないけど、気持ちというものを全面に出してもらいたい」

 気持ちの見えない若手たちに対し、松田がチャンスで適時打を放ったり、中堅の高田や牧原大がその役割に応じた仕事を果たしたりする一方で、多くの若手たちの漫然としたプレーに藤本監督も不満を露わにする。ポジションは与えられるものではなく、奪うもの。奪えるだけのものを示せている若手は少ない。

 キャンプインから24日間が経過し、26日からはオープン戦が始まる。競争の時間は少なくなり、チームは開幕に向けた調整へと移っていく。「キャンプも終わりかけで、そういうことしていたらふるいにかけられる」と藤本監督は厳しく言う。このままだと、新顔が台頭するどころか、開幕時の顔ぶれは昨季と大きく変わらないのでは……。そんな危機感さえ感じる対外試合の3試合だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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