巨人の二塁候補、前田健太絶賛の19歳ドラ1…今季も“高卒2年目”に漂う覚醒の予感
巨人・中山礼都と中日・高橋宏斗は中京大中京高のチームメート
2022年シーズンも、“高卒2年目”の選手たちに覚醒の予感が漂っている。昨季はヤクルト・奥川恭伸、ロッテ・佐々木朗希、オリックス・宮城大弥ら2001年度生まれの世代が球界を席巻。今キャンプでは、1学年下の2002年度生まれの選手たちが各球団で存在感を示している。
巨人では、中山礼都内野手が開幕スタメンに向けて好アピールを続けている。実戦では快音を連発。本職は遊撃だが、定位置には不動のキャプテン坂本勇人が鎮座。一方で二塁には吉川尚輝らがいるものの、争いに割って入るチャンスはありそうだ。
その中山と中京大中京高の同級生で、2020年ドラフト1位の中日・高橋宏斗投手も、開幕ローテ入りに向けて成長著しい。13日の紅白戦に登板した際、ツインズの前田健太投手がSNSで「中日の背番号19のピッチャー良くないですか?」と注目。続く19日のDeNAとの練習試合でも3回無失点と好投し、最速153キロをマークした。
高橋は試合後、報道陣に「僕がここまで活躍できているのは、中山礼都が結果を出しているから。その人のことを書いておいてもらえますか」と異例の“お願い”も。「ほぼ毎日連絡をとっているんですけど、あんだけ活躍されると負けていられない」と切磋琢磨しているようだ。
注目の高卒2年目は他にもいる。日本ハムの左腕・根本悠楓投手は18日のロッテ戦で3回を1安打無失点。対外試合で好投を続けており、開幕ローテ入りへと前進している。ソフトバンクの2年目ドラ1・井上朋也内野手は、立て続けに長打を放つなど猛アピール。本職の三塁では大ベテラン・松田宣浩ら実力者が揃うだけに、結果が求められる。
中山も高橋宏も根本も井上も、ルーキーイヤーの昨季は1軍出場ゼロ。じっくり1年間熟成するスタイルは佐々木朗や奥川にも通じる。1学年上の先輩たちのようにブレークなるか、高卒2年目の選手たちから目が離せない。
(Full-Count編集部)