若手3人抜擢も根尾ベンチか、昨季から4人入れ替え…中日の開幕スタメン“本気予想”
注目の石川昂弥、根尾昂ら若手の起用がポイント
3月25日のペナントレース開幕まで1か月。各球団ともオープン戦に突入してふるい落としが本格化するが、キャンプである程度のチーム像が見えてきたのも確か。立浪和義監督が就任した中日は、実戦で若手の猛アピールが目立つ。どんな陣容で初陣の巨人戦(東京ドーム)を迎えることになるのか。現時点で考えられるラインナップを“本気”で予想してみる。
不動のリードオフマンは36歳のベテラン大島洋平。通算2000安打まで252本に迫った安打製造機に、今季も切り込み役を担ってほしい。2番は、成長著しい高卒3年目の岡林勇希を起用したい。打撃センスは立浪監督も認めるところ。ただ、大島と左打者が続くため、オープン戦の結果次第では阿部寿樹が入ってくる可能性も少なくない。
クリーンアップは高橋周平、ビシエド、そして今季ブレークが誰よりも期待される石川昂弥。守備の負担を考えて高橋周を二塁に回す選択肢も出てくる。指揮官は覚悟を決めて開幕まで見極めるつもり。ただ、結果が出ずにスタメンから外れるとなると、阿部が二塁、高橋周が三塁と昨季の陣容も考えられる。
6番には、思い切ってドラフト2位ルーキーの鵜飼航丞を起用してみた。キャンプから持ち前の長打力を存分に発揮し、他球団からは「あれだけ振れるのは怖い」との声も。今後は、より一線級の投手と対峙した時の対応力が問われてくる。下位打線は京田陽太、木下拓哉と並び、開幕投手はエースの大野雄大に任せたい。
昨季の開幕スタメンと比べると、半数近い4人が入れ替わることに。外野一本で勝負を挑む高卒4年目の根尾昂は、打撃でアピールを続けていけば開幕1軍も見えてきそうだ。泣いても笑ってもあと1か月。ミスタードラゴンズが率いる新生チームはどんなラインナップを組むのか注目だ。