鷹の“アキレス腱”になる危険性 甲斐拓也は盤石も…混沌とする“2番手捕手”争い
オリックス戦は千賀、和田で計8失点「もっともっとバッテリーで話して試合に挑まないと」
すでに、24日のロッテ戦後に藤本監督は「昨日の九鬼でも言いましたけど、海野も高い球打たれているんだからもっとジェスチャーで見せるとか、もっと広くとかジェスチャーが足らなかったと思います。甲斐だったら、それくらいすると思います。甲斐が1年、怪我なくできるか分からない。2番手を試しているわけだから、アピールしてくれないと分からない。渡邉、谷川原もいる。その辺も競争させていこうかなと思っています」と語っていた。
1日オフを挟んでのオリックス戦だったが、再び「千賀や和田、東浜の球を受ける時に、投げる前にちょこっと話をしただけじゃね。ローテに入る実績ある投手なんだから、今日は何を試したいか、そういう話をもっともっとバッテリーで話して試合に挑まないと。ある程度はやっているとは思うけど、もっと綿密にやってもらいたい。思うところはあって、バッテリーコーチにはお願いしておきました」と語り、コーチも含めた捕手陣への苦言が続いている。
「2番手のキャッチャーは課題ですからね」という藤本監督。現状、正捕手の甲斐を脅かすどころか、B組にいる渡邉陸や谷川原健太らに割って入る余地すら与えかねない2番手捕手争い。甲斐がもし怪我でもしたら……。鷹の“アキレス腱”になりかねない危険性をはらんでいる。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)