今季こそ名手・菊池涼に「勝てる」 巨人吉川の“空中浮遊スロー”が「えげつい」
昨季の守備指標では広島・菊池涼を上回った巨人・吉川の“真骨頂美技”
■巨人 1ー1 DeNA(オープン戦・27日・那覇)
巨人の吉川尚輝内野手が27日、DeNAとのオープン戦(那覇)で、華麗な美技でスタンドを沸かせた。二塁争いで筆頭候補のひとりとして名前が挙がる27歳は、うっとりするような“空中スロー”を披露。ファンは、中京学院大の先輩に当たる広島の名手・菊池涼介内野手を引き合いに「怪我さえしなければ先輩の赤忍者に勝てる」と称賛した。
1-1の同点で迎えた9回2死、DeNAの代打・戸柱の打球は二遊間に飛んだ。中堅に抜けるかと思われたが、二塁の吉川は猛ダッシュで追いつくと、振り向きざまにジャンピングスロー。ノーバウンドで悠々とアウトにしてみせ、涼しい顔を浮かべた。
昨季は108試合出場で打率.272、5本塁打、25打点。セイバーメトリクスの守備指標「UZR」では、「0.2」の菊池涼を大きく上回る二塁トップの「9.2」だった。レギュラーをつかめればゴールデングラブ賞も夢じゃない名手の美技を「DAZN」公式ツイッターでも紹介。ファンは「うまっ!」「流石です」「えげつい」と絶賛だった。