オリックス、テスト生の中村勝を育成で獲得 3年ぶりNPB復帰「ここがゴールではない」
キャンプ中の練習試合では最速143キロ、1回無安打無失点 背番号は「121」に決定
オリックスは1日、元日本ハムの中村勝投手を育成選手として獲得することを発表した。2月19日からテスト生として宮崎キャンプに練習参加していた。年俸は600万円、背番号は「121」に決まった。(金額は推定)
中村は2009年ドラフト1位で日本ハムに入団し、2014年には8勝を挙げた。17年途中に右肘のトミー・ジョン手術を受け、18年に復帰したものの19年オフに戦力外通告。20年は豪州で現役続行して、昨季はメキシカンリーグに挑戦。9試合に登板して8勝0敗、防御率3.25。最多勝と最高勝率のタイトルを獲得し、最優秀投手にも選出されていた。
この日、3年ぶりのNPB復帰を果たした中村は福良GMと共に京セラドームで会見を行い「本当にこの場に立てるチャンスを頂いたので嬉しい気持ちでいっぱい。ただ、ここがゴールではないので、しっかり一歩、一歩踏み出していきたい」と語った。
日本ハム時代を知る福良GMは「もうちょっと見たいということもある。長いイニングも投げてないし。先発が一番いいんじゃないかなと思っているタイプ的には」と獲得の理由を明かした。
中村は2月23日に行われた社会人・JR九州との練習試合(清武第2)では6回から救援して1回無安打無失点。福良GMら球団首脳が見守る中、最速143キロの直球を武器に2三振を奪っていた。NPB復帰は19年以来3年ぶりとなる。
(Full-Count編集部)