チームの命運握る“助っ人”の入国状況 巨人、ヤクルト、広島に多い未入国者
新外国人の入国認めない措置は3月1日から緩和、入国ラッシュ始まる?
プロ野球はシーズン開幕まで残り1か月を切った。各球団を悩ませているのが、戦力構成のカギとなる外国人選手の動向だ。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、日本は1月14日以降新たな外国人の入国を認めない措置をとってきた。ただ1日からこれが緩和され、各球団は外国人選手の来日準備を進めるとみられている。ここではセ・リーグ各球団のすでに入国した選手と、母国などで日本のビザ取得、渡航を待つ選手をまとめてみた。
昨季日本一のヤクルトは、6人のうち3人が入国済み。未入国は投手のスアレスとコール、サイスニードの3人だ。阪神は7人抱える外国人選手のうち、昨年もプレーした5人が来日済。未入国は右腕のケラーとウィルカーソンの2人。
巨人は12球団最多となる8人の外国人選手を抱えるものの、入国できているのは昨年もプレーした4選手だけ。パイレーツなどでプレーし、メジャー通算96発のポランコ、同じく通算46勝のシューメーカーら大物は未入国だ。
広島は5人の新外国人と契約済で、入国しているのは昨季もプレーしたフランスアとコルニエルの2投手。一方で鈴木誠也の抜ける打線のカギを握る新外国人マクブルームが未入国だ。中日は4人の外国人が全員、昨季もプレーしており、すでに全員が入国している。主砲ビシエドは7年目を迎え、このオフに新たに3年契約を結んだ。
DeNAは6人のうち、新たに獲得したクリスキー投手だけが来日できていない。昨季は1か月ほど外国人不在の戦いを強いられ、開幕6連敗や4月には10連敗を喫して躓いた。今季は不自由な状況の中でも、最善の準備をできている様子だ。