19歳で最速169キロの超人左腕 ブルペン投球での剛球は「規格外の球速と動き」
カブスのマイナーキャンプに参加しているリトル
2020年5月に19歳で人類最速に迫る169キロを記録し話題となったルーク・リトル投手。同年のMLBドラフトでカブスに4巡目で指名され、翌2021年にルーキーリーグでプロとしてのキャリアをスタートさせた大型左腕だ。現在傘下球団のキャンプに参加しているリトルの投球について、米メディアは「規格外の球速と動き方」をしているとレポートしている。
地元TV局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」は2月28日(同3月1日)にブルペン投球を行ったリトルやその他の若手選手に注目。スライダーと直球に取り組むリトルは15球程投げ、共に目を見張るほどの力強さとキレがあったとしている。全力投球のブルペンとは異なるとされているものの「直球の視覚的な球速は、隣で投げる他の投手たちよりも5マイル(約8キロ)程速いこと示していた」と評価した。
記事はリトルの投球以外の点にも着目している。チームの公式ページでは202センチ、99キロと紹介されている体格について「それよりも更にデカく見えた」として、入団から時間にして2年経たないうちに肉体的にも更に逞しくなったとしている。実際、2021年12月末にリトルは自身のツイッターで、筋力トレーニングに励みデッドリフトで自己新記録となる565ポンド(約256キロ)を上げたことを明かしている。
現在21歳のリトルは、2021年にマイナーでデビューして通算5試合登板、11投球回、0勝1敗、防御率4.91、19三振とまだプロとしての道を歩み始めたばかり。順調に成長を続け、ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手とカージナルスのジョーダン・ヒックス投手が記録した105.1マイル(約169.1キロ)の最速記録を更新する日は訪れるのだろうか。