日ハム外野陣が体現する“新庄イズム” 浸透する常に全力送球は「見に行く価値あり」
日本ハムの外野陣は新庄監督から常に全力送球を義務付けられている
■日本ハム 3ー0 巨人(オープン戦・5日・札幌ドーム)
ビッグボスこと新庄剛志監督が就任し、何かと注目を集めている今季の日本ハム。キャンプ中には、各界の著名人を招いて指導を仰いだり、ド派手な登場方法で球場に現れたりとパフォーマンスにスポットライトが当たりがちだが、しっかりとチーム内の“意識改革”も進めている。
その1つとして挙げられるのが、外野手たちの守備の改革だ。新庄ビッグボスは2死であろうが、走者がいなかろうが、外野手たちに常に全力返球を義務付けている。5日に行われた巨人とのオープン戦でも4回1死走者なしで、右翼の細川凌平内野手が中継へ全力で返球。これには新庄監督も思わず笑みを浮かべた。
7回には2死走者なしで、中堅の浅間大基外野手から石井一成内野手を経て本塁へ見事な中継プレー。最後は宇佐見慎吾捕手が走者を想定したタッチプレーまで見せた。常に集中力を切らさず、走者を想定して全力プレーを怠らない。“新庄イズム”が詰まった瞬間だった。
これに注目した「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeでも「【走者なしでも…】ファイターズ外野陣『いつだって“全力返球”』」と題した動画を公開。ファンから「プロの人達がこれをやる事の素晴らしさに感動します」「お金を払ってでも見に行く価値ありすぎ」「ビッグボスの野球に対する向き合い方が表れててすごく素敵」「意識が高く、素晴らしい」「良いことしかない」と絶賛の声が寄せられていた。