“伝説のイチロー部屋”跡地はマンションに… 舞洲に受け継がれた「鈴木一朗 406」

「鈴木一朗 406」プレートは「これだけは必ず持っていこうと」

 建物が解体され“イチロー部屋”は消滅したが部屋に付いていたネームプレートは現在も存在している。当時、神戸から舞洲の移転に関わっていたのが総務部担当部長兼国際渉外部アジア担当の中村潤さん。「406 鈴木一朗」のプレートについては「部屋は解体され姿はなくなりましたが、これだけは必ず持っていこうと」と、舞洲の青濤館に保管しているという。

 当初はロビーなどに飾っておく案もあったが偉大すぎるがうえ、なかなか設置場所が決まらなかった。今では“旧青濤館”を知らない選手もいるだけに「球団としても何かの形として残しておきたい」と、お披露目する機会を待っている。

 昨季は25年ぶりのリーグ優勝を果たし、ほっともっとフィールド神戸でも開催された日本シリーズでは接戦を演じるもヤクルトに敗れた。今はなき神戸の伝統を引き継いだ“舞洲戦士”たちが今シーズンは1995、96年以来となるリーグ連覇、そして悲願の日本一を目指していく。

【実際の写真】イチロー氏が育った部屋は解体… マンション建設中の「青濤館」跡地

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