日本ハム・万波中正は新庄監督らの“系譜”を継ぐ? 大物揃う高卒4年目でのブレーク

日本ハム・万波中正【写真:荒川祐史】
日本ハム・万波中正【写真:荒川祐史】

“日本ハム勢”では近藤、中田、西川らが高卒4年目でブレーク

 日本ハムの高卒4年目・万波中正外野手がオープン戦で精彩を放っている。3月9日時点で8試合に出場して打率.421(19打数8安打)4本塁打9打点。本塁打と打点で12球団のトップを走る。高卒4年目は一つの分岐点なのか、これまでにも新庄剛志監督らブレークした選手は少なくない。

 1989年ドラフト5位で阪神に入団した新庄監督は3年目の92年に95試合に出場すると、4年目の93年に背番号が63から5に変更。初めて規定打席に到達し、打率.257、23本塁打、62打点をマーク。初のベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。

 ヤクルト山田哲人内野手は入団から3年間で通算4本塁打だったが、4年目の2014年に打率.324、193安打、29本塁打と一気にブレーク。最多安打のタイトルを手にし、翌15年の最初のトリプルスリー達成につなげた。

 広島からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手も3年目を終えて通算6本塁打だったのが、4年目の2016年に打率.335、29本塁打、95打点をマークした。巨人・岡本和真内野手も3年目までは通算35試合で1本塁打と鳴かず飛ばす。ところが4年目の2018年に打率.309、33本塁打、100打点と飛躍を遂げた。

 日本ハムでは近藤健介外野手が4年目の2015年に初めて規定打席に到達。打率.326をマークした。“元日本ハム勢”では巨人・中田翔内野手が4年目の2011年に初の規定打席到達、楽天・西川遥輝外野手が4年目の2014年に初の盗塁王を手にしている。万波の過去3年間の通算成績は打率.192(130打数25安打)、5本塁打。今季はどんな数字を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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