大谷翔平、二刀流キャンプインで特大140m弾 指揮官は開幕投手を熟考「アイデアある」
投手で約30メートルのキャッチボール、打撃で特大柵越えも
エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、アリゾナ州テンピの球団施設でキャンプインした。チームミーティング後に、まずは投手陣と練習。ブルペン捕手を相手にしたキャッチボールでは約30メートルの距離を取って行った。打撃練習では43スイングで8本の柵越えを記録した。
マドン監督が見守ったフリー打撃ではバックスクリーン右へ特大の140メートル弾を放った。リーグ3位の46本塁打を放った昨季は右中間方向へ引っ張る本塁打が多かったが、この日の柵越えは左翼方向5本、中堅方向1本、右翼方向2本。逆方向への打球が目立った。その後は走塁練習を行った。
4月7日(同8日)のアストロズとの開幕戦では、メジャー5年目で初の開幕投手を務めることが有力視されている。マドン監督はキャンプ集合日となった13日(同14日)に開幕投手については本人に話をしたいと語っていた。指揮官は「(本人には)話はしていない。まだ(首脳陣で)話をしているところ。確かにアイデアは持っている。キャンプは実施期間が短縮されている。1週間から10日は待つことになる」と開幕投手決定の見通しを語った。
開幕投手についての話はなかったようだが、大谷とマドン監督は積極的にコミュニケーション。打撃練習中に笑顔で話す場面もあった。「手短には話をした。彼とイッペイが歩いて(建物に)入ってきて、握手してハグした」とマドン監督。2年連続で躍動する準備を整えていく。