名将に駆け上がった10、20年前の選抜 大阪桐蔭、日大三島の指揮官にある共通点

西谷監督と永田監督の対決は2008年・選手権大会の準々決勝1度だけ

 西谷監督は個の力を高め爆発させる“横綱野球”のイメージを持つ高校野球ファンは多いだろう。昨秋の神宮を制した際には「なかなか獲れないタイトル。今年のチームがしっかり乗り越えてくれて嬉しい」と安堵の表情を見せたが「もう一度チームの底上げをしていきたい」と、手綱を緩めることなく頂点を見据えている。

 報徳学園時代から変わらず、泥臭く守り勝つ“全員野球”で勝利を目指す永田監督。2017年春以来、5年ぶりの甲子園采配になるが「生徒たちに次は甲子園で勝つ喜びを味わってほしい」。昨秋の神宮大会では初戦を突破すれば大阪桐蔭と対決する可能性があったが「うちとはレベルが違う」と笑いを浮かべていた。

 ちなみに両監督の甲子園での対決は1度だけある。2008年・選手権大会の準々決勝では大阪桐蔭が中盤に報徳学園のエース・近田怜王(元ソフトバンク)を攻略し7-4で勝利。その後も勝ち上がり、17年ぶり2度目の夏制覇を果たしている。

 大阪桐蔭は大会6日目の第1試合で鳴門、日大三島は大会3日目の第2試合で金光大阪と対戦する。両者は別ブロックに入り、対戦の可能性があるのは決勝戦のみだ。

(Full-Count編集部)

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