大谷翔平、初の開幕投手へ“強敵”はアリゾナの気候? 「死ぬほど乾燥してる」
ブルペンでは24球を投げて最速145キロ「軽めのピッチング」
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、アリゾナ州テンピの球団施設でキャンプ初のブルペン入り。捕手が座った状態で24球を投げた。最速90マイル(約144.8キロ)だった。球団公式ツイッターはキャッチボール動画を公開。23秒の動画から「死ぬほど乾燥してる」との声が聞こえてくる。
投手・大谷は毎年のように乾燥するアリゾナの気候に悩まされてきた。1年目の2018年はオープン戦2試合で0勝1敗、防御率27.00。2回2/3で5三振を奪ったものの、3四死球を出した。昨季もオープン戦4試合で0勝3敗、防御率12.19。10回1/3で17奪三振も10四球と安定しなかった。16日(同17日)はライブBPでの登板が予定されているという。大谷は「明日はライブBPがあるので、今日は軽めのピッチングでしたけど、ここから徐々に。実戦の回数が減ると思うので、そこも考えながら調整したいなと思います」と前を向いた。
2桁勝利3度のシンダーガードが加入したとはいえ、右肘の故障明け。他に実績のある投手はおらず、昨季9勝の大谷は開幕投手の最有力候補に挙がる。さらに労使交渉が難航してキャンプが1か月ほど遅延。オープン戦など実戦調整の機会は例年より少ない。「期間が短くなるので、登板間隔とか登板する数が1、2回減ると思うので。その中で100%に持っていけるようにしたいなと思います」。これまでに実戦練習を行ってきているとはいえ、4月7日(同8日)のアストロズとの開幕戦まで急ピッチな調整が求められる。