元日本ハム助っ人がカブス移籍 昨季は世界一に貢献…紆余曲折のキャリアも注目

昨季はブレーブスに所属していたクリス・マーティン【写真:Getty Images】
昨季はブレーブスに所属していたクリス・マーティン【写真:Getty Images】

NPBでは92試合に登板し、2勝2敗、22セーブ、48ホールドをマーク

 元日本ハムの助っ人で、ブレーブスからFAとなっていたクリス・マーティン投手が、カブスと単年契約で合意した。MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のツイッターで報道。関係者の話として、年俸250万ドル(約3億円)に50万ドル(約6000万円)の出来高とロースター賞与25万ドル(約3000万円)が付くと添えた。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、“教科書通りではない”紆余曲折あったキャリアを紹介。20歳だった2006年に右肩を手術。投手としては絶望的だと思われたが、数年後にホームセンターや配送業者で働いていたときの友人とのキャッチボールで痛みがないことに気付いて復帰。2013年にレッドソックスとマイナー契約を結び、翌2014年にトレードされたロッキーズでメジャーデビューを果たした。

 2016年から2年間は日本ハムでプレー。NPBで92試合に登板し、2勝2敗、22セーブ、48ホールドを記録し、2018年からはメジャーに戻った。2019年には、レンジャーズとブレーブスで計58試合に登板し、1勝3敗、4セーブ、18ホールドと躍動。ブレーブスでプレーした昨季は故障もあったが、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。

 6月に36歳を迎える大ベテラン。同サイトでは、カブスのブルペン陣には経験のある投手が少ない状況を踏まえた上で、ベテランとしての存在感を与えることに期待した。

(Full-Count編集部)

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