万波や岡林ら開幕先発チャンス、2軍で“出直し組”も… OP戦で明暗分かれる若手野手
万波は5HR&11打点で2冠、高部は打率.405をマークしている
プロ野球のオープン戦もいよいよ終盤。3月25日の開幕に向けて各球団が本番モードで戦う時期となり、選手の“見極め”も大詰めを迎えている。ここでは若手野手に焦点を当て、開幕1軍はもちろんのこと開幕スタメンも掴めそうな選手、一方でなかなか結果を残せず出直しを図る選手を挙げる。
新庄剛志監督率いる日本ハムでは高卒4年目の万波中正外野手の活躍が光る。ここまでオープン戦12球団トップの5本塁打&11打点をマークしている。日本ハムでは25歳の2年目・今川優馬外野手も4位タイの3本塁打。2人の台頭で打線に厚みが生まれそうだ。
ロッテの大卒3年目・高部瑛斗外野手は12球団トップの打率.405(42打数17安打)をマークしている。昨年は28盗塁でイースタン盗塁になっており足も魅力。中堅の定位置を掴みそうな勢いだ。高卒7年目を迎えた平沢大河内野手も.368(19打数7安打)とアピールを続けている。西武では高卒6年目の鈴木将平外野手が打率.343(35打数12安打)で3位、出塁率は.452でトップだ。秋山翔吾が移籍して以降、1番を固定できなかったが、最有力候補に名乗りを上げている。
セ・リーグでは中日の高卒3年目・岡林勇希外野手がオープン戦全13試合に出場して打率.313(48打数15安打)。全試合で打順は1番か2番、ポジションは右翼か中堅を任されており、「1番・右翼」での出場が見込まれる。ヤクルトでは高卒3年目の長岡秀樹内野手と高卒2年目の内山壮真捕手がオープン戦全13試合に出場している。
一方、巨人の高卒2年目コンビ・秋広優人外野手と中山礼都内野手は苦戦。秋広は打率.143(14打数2安打)、中山は.125(16打数2安打)に終わっている。ソフトバンクの高卒2年目・井上朋也内野手は打率.273(11打数3安打)1本塁打6打点と奮闘したが、ヤクルト3連戦(3月11日~13日)で7打数無安打5三振。2軍降格となった。
ロッテの高卒5年目・安田尚憲内野手はオープン戦で8打数無安打。ファームで調整を続ける。西武の大卒2年目で昨季のイースタン本塁打王・渡部健人内野手は今月8日にB班(2軍)へ。オープン戦は2打数無安打だった。これらの選手の巻き返しにも期待したい。
(Full-Count編集部)