鈴木誠也、カブス入団会見 英語で“ハニカミ”自己紹介「Hello!」、背番号「27」
「英語はしっかり勉強したいなと思います」
カブスは18日(日本時間19日)、広島からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた鈴木誠也外野手と5年契約を結ぶことで合意したと発表した。背番号は「27」に決まった。鈴木はアリゾナ州メサの球団施設で入団会見を行い、「Hello! My name is Seiya Suzuki. Nice to meet you. 英語はこれぐらいしかまだ分からないので、しっかり勉強したいなと思います」と照れ臭そうに挨拶した。
米複数メディアによると、5年8500万ドル(約101億2000万円)の大型契約で、日本人野手のメジャー移籍時の契約としては史上最高額。広島には1462万5000ドル(約17億4000万円)の譲渡金が支払われる。鈴木はメジャー移籍をサポートしてもらった関係者への感謝の言葉を口にし、「たくさんの人に評価していただいて、ここに来られたことを嬉しく思っています。皆さんの期待に応えられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
鈴木は昨年11月にポスティング申請したものの、労使の対立でロックアウトに突入。移籍交渉は一時凍結されていた。10日(同11日)に新労使協定の合意と共に交渉が再開。パドレスなど複数球団が参戦する中、2016年に108年ぶりに世界一に立った名門球団への移籍を決めた。身体検査を経て、この日の入団発表となった。
地区4位に沈んだカブスは昨季途中に主力を放出。チーム再建の真っ只中だ。鈴木が本職とする右翼にはゴールドグラブ賞5度の名手ヘイワードがいるが、中堅へコンバートする意向を示している。これまで日本選手は福留孝介、藤川球児、和田毅、川崎宗則、上原浩治、ダルビッシュ有が在籍した。