鈴木誠也、合流初日に130m弾 カブス指揮官は人間性称賛「ひたすら練習する野球小僧」

フリー打撃を行ったカブス・鈴木誠也【写真:盆子原浩二】
フリー打撃を行ったカブス・鈴木誠也【写真:盆子原浩二】

LA和食屋交渉にも参戦したロス監督「我々を選んでくれて嬉しい」

 カブスの鈴木誠也外野手は18日(日本時間19日)、アリゾナ州メサの球団施設で入団会見に臨んだ。5年8500万ドル(約101億2000万円)の大型契約で、背番号は「27」。入団会見後、すぐにチームに合流し、フリー打撃では26スイングで9本の柵越えを記録。左翼への推定130メートル弾もあった。

 昨季地区4位に沈んだ名門球団はシーズン途中から主力を放出。チーム再建の真っ只中だ。14日(同15日)にロサンゼルス市内の和食店で行われた交渉に参戦したデビッド・ロス監督は「話し合いは本当にうまく進んだと思う。我々を選んでくれて嬉しい」と振り返った。

 広島時代に2度の首位打者に輝き、NPB通算182本塁打を記録。実績は申し分ない。ロス監督は鈴木の人間性を高く評価している。「性格に感心している。私の目を引いたのは、自分の体がどういう状態かをわかっているということ。準備の仕方もそう。野球をするのが大好きで、ひたすら練習をする野球小僧のようなものだと思う。直接本人と話をしてみても、野球は彼の人生における優先事項だ。メジャーリーグでプレーすることを楽しみにしていると思う」と語った。

 入団会見後では背番号「27」を選んだ理由について問われ、「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」と回答。メディア約50人の爆笑を誘った。4月7日の開幕まで1か月を切っている。ロス監督は「慣れるための手助けとして、我々はどんなことでもしていくつもり。彼とはコミュニケーションをとっていく。プレゼンテーションの時にも、それについてははっきりさせていたと私は思っている」と、サポートしていくつもりだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY