エ軍25億円右腕は「腕が蘇った感じ」 右肘TJ手術から2年、漂う復活の予感

エンゼルスのノア・シンダーガード【写真:盆子原浩二】
エンゼルスのノア・シンダーガード【写真:盆子原浩二】

シンダーガード復活なら…LAタイムズ紙「地区優勝する可能性は大いに上がるだろう」

 昨年オフにFAとなり1年2100万ドル(約25億円)でエンゼルスに新加入したノア・シンダーガード投手が復活を予感させるキャンプを送っている。17日(日本時間18日)の実戦形式の投球練習「ライブBP」では大谷翔平らと対戦。2020年3月にトミー・ジョン手術を受けた剛腕は、2年ぶりにカーブを投じるなど新シーズンへの準備を進めた。

 メッツ時代に2桁勝利3度を記録した剛腕。米メディアはどう見ているのか。地元紙ロサンゼルス・タイムズは「手術前は平均97.8マイル(約157.4キロ)だった速球にも、以前と変わらぬ勢いが感じられた」と剛速球が戻ってきていることに注目。「シンダーガードが球界屈指の力を擁していた2015年から2018年当時の調子を戻すことができれば、エンゼルスが地区優勝する可能性は大いに上がるだろう」とチームのキーマンとして期待した。

 ダイヤモンドバックスで守護神を務めていた新加入のアーチー・ブラッドリーは198センチ右腕について、「あれだけ大柄で、マウンドで存在感があり、それも剛速球を投げる……威圧感のある投手だ」と語ったという。そのシンダーガードも通常の5人ローテーションから6人となることについて、「次の登板に向け、体をしっかりと回復させることができる。手術明け、そして2年間投げられなかったことで多少制約はあるだろうが、2年投げていないおかげでけっこう腕が蘇った感じもする」と手応えを口にしている。実力、実績は申し分なし。エンゼルスの先発陣を引っ張る活躍を期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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