鷹、藤井皓哉の支配下登録発表「これからがスタート」 背番号48、広島戦力外から返り咲き

会見に臨んだソフトバンク・藤井皓哉【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
会見に臨んだソフトバンク・藤井皓哉【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

四国IL・高知から育成選手で加入し、オープン戦5試合で防御率1.50、10奪三振

 ソフトバンクは22日、育成の藤井皓哉投手を支配下登録すると発表した。背番号は「157」から「48」となる。四国アイランドリーグplusの高知から入団した藤井はキャンプからオープン戦にかけて好投を続けていた。この日、支配下昇格の会見が行われ、「嬉しいという気持ちももちろん、これからがスタート。気を引き締めて頑張っていこうという気持ちです」と語った。

 朗報が届いたのはオフだった21日の昼頃。自宅にいる際に電話が鳴り、支配下昇格を知らされた。「電話だったのであまりその時は実感はなかったです」。すぐに両親や高校時代の監督、高知の吉田豊彦監督らに昇格を報告したといい「話をしてすごく喜んでくれた。皆さん喜んでくれました」と頬を緩めた。

 2014年のドラフト4位で広島に入団した藤井。2017年に2試合に登板するなど、1軍で14試合に登板していたものの、2020年オフに戦力外通告を受けた。2021年は高知でプレー。ソフトバンクとの3軍戦でノーヒットノーランを達成し、11勝、防御率1.12、180奪三振で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを手にしていた。

 昨年オフに高知から育成選手としてソフトバンクに入団。キャンプはB組スタートだったものの、途中でA組に昇格すると、好投を続けた。オープン戦は5試合に登板して1勝0敗、防御率1.50の好成績。6イニングで10個の三振を奪い、奪三振率は15.00を記録していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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