ロッテ井口監督が語る「優勝」への決意 就任5年目シーズンは「楽しみでしかない」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

今季もお届けする月連載、指揮官が明かす胸の内

 プロ野球2022シーズンはいよいよ、25日に開幕を迎える。昨季はセ・リーグを制したヤクルトがパ・リーグ覇者のオリックスを退け、20年ぶり6回目の日本一に輝いた。前年の最下位チームが日本シリーズで対峙したのは史上初の出来事だったが、今季もそれに負けないドラマチックな展開が期待される。

 3年ぶりに満員の観客を球場に迎える開幕戦。声を出さない新しい応援スタイルとなっても、選手とファンが一体になって生み出す熱気は格別だ。今季のチームスローガンに「頂点を、つかむ。」を掲げるロッテは井口資仁監督の下、26番目の選手でもあるファンとともに、1974年以来となるリーグ1位での日本一に向かって突き進む。

 2018年の就任以来、井口監督は若手の育成とチーム力の強化に尽力。2017年にリーグ最下位だったチームは昨季、141試合目まで優勝を争う底力をつけた。解説者や評論家は機動力を生かした井口野球を高く評価。今季の優勝候補に推す声が多く聞かれる中、就任5年目の指揮官は何を想い、開幕を迎えるのか。井口監督が心の内を語った。

 ◇ ◇ ◇

 ファンの皆さん、お待たせしました。2022シーズンが開幕します。2月1日に沖縄・石垣島でキャンプインしてから、若手を中心にオープン戦などを通じてレギュラーシーズンに向けて調整を続けてきました。昨季の中心戦力だった荻野貴司、佐々木千隼、唐川侑己らの調整が遅れている中、野手では若手の高部瑛斗、岡大海、平沢大河、松川虎生、投手ではルーキー廣畑敦也といったメンバーがしっかりとアピール。昨季とはまた違ったメンバーで開幕を迎えることに、チームの底上げやキャンプでの収穫を感じます。

オープン戦で存在感を発揮した高部、平沢に期待

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