DeNA牧秀悟が目指す4番像「鈴木誠也さんは本当に凄い」 LINEで学ぶ理想の打撃
石井琢朗1軍野手総合コーチ、鈴木尚典打撃コーチが就任「4番でもチーム打撃に徹したい」
「LINEで連絡させてもらっています。『もっともっと体を使ったら強い打球が打てる』と言われて、下半身からの動きだったり、上半身を使いすぎないようにしたり。打撃のことで色々と教えていただきました」
鈴木は昨季、打率.317で自身2度目の首位打者を獲得。38本塁打、88打点と打撃3部門でリーグ最高クラスの成績を残した。これが牧の目指す4番像だ。
「去年の成績を見ても素晴らしい成績。打率は高いし打点も多い。目指せるところは目指していきたいと思います」
今季から石井琢朗1軍野手総合コーチ、鈴木尚典打撃コーチが復帰。進塁打も重要視され、無安打で得点を挙げるケースもあった。1998年の日本一を知るコーチ陣からの教えも打撃スタイルに取り入れる。
「チャンスでは4番の仕事が大事になってくるので、思い切っていきます。ただ、追い込まれたり、特に終盤でサインが出た時は4番でもチーム打撃に徹していきたい」
今春は新型コロナウイルス感染の影響でキャンプ2軍スタートとなったが、「焦らずにやってこられた」。オープン戦ではアーチこそ出なかったが、打率.395、9打点の好成績を残した。2年目のジンクスは関係ないのか。
「正直シーズンではどうなるか本当にわからない。そういう不安はありますけど、去年やってきたことをもう1度見直して。いい準備ができているので、意識せずにやっていきたいです。どんな攻め方をされようと自分を変えずに打っていきたいなと思います」
チームは最下位から巻き返しをかけたシーズンとなる。三浦監督から「牧は牧らしく、4番を張ってくれればいい」と絶大な信頼を受ける23歳が「横浜反撃」の主役となる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)