大牟田が宇都宮の猛追かわし初戦突破「チーム全員でスキ逃さず」 ポニー全日本選抜大会

ポニー大牟田ビクトリー・三吉幸希くん【写真:川村虎大】
ポニー大牟田ビクトリー・三吉幸希くん【写真:川村虎大】

最終回に2点差まで詰め寄られるも、4番手・白水くんが好救援

 日本ポニーベースボール協会が主催する「日本旅行カップ 第6回全日本選抜中学硬式野球大会」が、26日からコザしんきんスタジアム(沖縄・沖縄市)などで開催された。同球場の第2試合は、ポニー大牟田ビクトリー(福岡)が宇都宮ポニーベースボールクラブ(栃木)の追い上げを振り切り、7-5で勝利。初戦を突破した。

 大牟田は初回、先頭の笹尾瞳真くん(3年)が振り逃げで出塁し、すかさず二盗。続く三吉幸希くん(2年)の犠打で三塁へ進むと、3番・岩崎力くん(3年)が左翼への犠飛を放ち、無安打で先制した。その後も、2回2死一、二塁から9番・朝岡大翔くん(3年)の中前タイムリーで追加点を挙げ、5回終了時で7-1とリードを広げた。

 最終7回に2点差まで迫られたものの、最後は4番手・白水陸翔くん(2年)が1死三塁のピンチを二ゴロ、遊ゴロで凌いで試合終了。一時は6点差までリードした大牟田が逃げ切り勝ちを収めた。

 初回の先制点を犠打で繋いだ三吉くんは那覇市出身。第2打席以降も2安打を放ち、投げてもリリーフで3回1/3を1安打2失点と力投した。なじみ深い沖縄での開催とあって「何としてもこの大会で活躍したかった」と強い気持ちで試合に臨んだという。

 試合は雨による中断もあったが、田中献土コーチは7安打7得点と効率よく点数を奪った打線を評価。「このコンディションの中、チーム全員で隙を見逃さず点数を取ることができた」と選手たちをねぎらった。次戦では、市原ポニー(千葉)と館林慶友ポニー(群馬)の勝者と対戦。田中コーチは「強い相手ですけど、当たり前のことを当たり前にやりたいと思います」と気を引き締めた。

 なお、第3試合の宜野湾ポニーズ(沖縄)と愛知木曽川ポニーによる1回戦は、2回表終了時点で3-1と宜野湾がリードしていたが、雨天のため中断。翌日に2回裏から継続試合として行われることが決まった。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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