佐々木朗、奥川ら“最強JAPAN”率いるも5位 猛批判を糧に甲子園へ帰ってきた名将
「もう一度、鍛え直して一からスタートする」
徐々に力と自信を付けた選手たちだったが、甲子園では結果を残すことはできなかった。21日に行われた金光大阪戦では4番でエースの松永陽登(3年)が本来の力を発揮できず、0-4の完封負け。収穫だったのはベンチ入り18人中14人が甲子園の舞台を経験できたこと。4月からは永田監督が本格的に選手を集めた1年生も入学するだけに、レギュラー争いはより激しさを増すことになる。
甲子園で復活星を挙げることはできなかったが、“第2の指導者人生”は始まったばかりだ。「もう一度、鍛え直して一からスタートする。少しずつ新しい日大三島の色を出せればいい」。野球熱を取り戻した名将の存在が、静岡の高校野球を熱くする。
○著者プロフィール
橋本健吾(はしもと・けんご)
1984年6月、兵庫県生まれ。報徳学園時代は「2番・左翼」として2002年に選抜優勝を経験。立命大では準硬式野球部に入り主将、4年時には日本代表に選出される。製薬会社を経て報知新聞社に入社しアマ野球、オリックス、阪神を担当。2018年からFull-Countに所属。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)