日本ハム、25年ぶり開幕4連敗 新庄ビッグボス巨大ドローンで登場も本拠地初戦飾れず
先発上沢が8回4失点、打線も無得点に終わる
■西武 4ー0 日本ハム(29日・札幌ドーム)
新庄剛志監督率いる日本ハムは29日、札幌ドームで行われた西武との本拠地開幕戦に0-4で敗れ、開幕から続く連敗が4に伸びた。日本ハムの開幕4連敗は、6連敗を喫した1997年以来25年ぶりだ。試合開始前のド派手なパフォーマンスも初白星にはつながらなかった。
先発した上沢が2回、先頭の山川に中堅左へ3号ソロを許した。続く森も右翼線二塁打、外崎の一ゴロで三進し、栗山の左犠飛で1点を追加された。高めに抜けるボールが目立つなど制球に苦しみ、5回には鈴木の左前適時打、7回には再び山川のソロで1点ずつを追加された。
新外国人のヌニエスを4番に据えた打線は、西武のドラ2左腕・佐藤に要所を抑えられた。1回に近藤、3回に清水が先頭で安打を放ち得点圏に進んだものの後続が続かず、スコアボードは0が並んだ。7回1死二、三塁の好機には近藤が一ゴロ、三走のアルカンタラが本塁突入を自重したところに二走の清水が飛び出すというミスもあり、得点につながらなかった。
新庄監督は開幕前から、本拠地開幕が本当のスタートと口にしてきた。試合前には自ら“巨大ドローン”に乗ってグラウンドに舞い降りるパフォーマンスを敢行し、入場券が完売したスタンドから大きな拍手を浴びた。
西武は初先発の佐藤が5回を被安打4本、無失点と好投。プロ初登板で初勝利を挙げた。
(羽鳥慶太 / Keita Hatori)