近江、代替校&滋賀県勢初の決勝 エース山田は痛みに耐え170球&4戦連続完投

近江・山田陽翔【写真:上野明洸】
近江・山田陽翔【写真:上野明洸】

エース山田は左足に死球を受け足を引きずりながら延長11回を7安打10奪三振2失点

 第94回選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われ第1試合は近江が延長11回、5-2で浦和学院にサヨナラ勝ちし、滋賀県勢としても初の決勝進出を果たした。代替え出場校としても春夏通じ初の決勝進出となった。

 両チーム無得点で迎えた4回。浦和学院は無死二、三塁の好機を作ると4番・鍋倉和弘(3年)の一塁強襲タイムリー、続く高山維月(3年)の右前適時打で2点を先制。

 だが、その裏に近江も1死二塁から5番・岡崎幸聖(3年)の適時二塁打で1点差に迫ると、7回には1死三塁から3番・中瀬樹(3年)のスクイズで同点に追いつく。試合はそのまま決着が付かず延長戦に突入し、近江が延長11回に8番・大橋大翔(3年)が左翼席へサヨナラ3ランを放ち試合を決めた。

 近江のエース・山田陽翔(3年)は5回2死一、二塁で迎えた第3打席で左足首付近に死球を受け、一度ベンチに引き下がったが、足を引きづりながらもマウンドに上がり続投。170球を投げ7安打10奪三振2失点の好投。初戦から4試合連続完投の獅子奮迅の活躍を見せた。

(Full-Count編集部)

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