近江・山田が痛み耐え4戦連続完投 指揮官は涙「凄い、凄い。感動しました」

浦和学院戦に先発した近江のエース・山田陽翔【写真:共同通信社】
浦和学院戦に先発した近江のエース・山田陽翔【写真:共同通信社】

エース山田は11回7安打2失点で完投、代替校初の決勝進出を決めた

 第94回選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合は近江が浦和学院に延長11回サヨナラ勝ちし、滋賀県勢として初の決勝進出を果たした。代替え出場校としても春夏通じ初の決勝進出。近江の多賀章仁監督は「凄い、凄いよ。感動しました!」と目に涙を浮かべて振り返った。

 エース右腕・山田陽翔(3年)は魂の力投を見せた。5回2死一、二塁の打席で左足首付近に死球を受け、一度ベンチに引き下がったが、足を引きづりながらも続投。170球を投げ、10奪三振7安打2失点で4試合連続完投した。

 試合後のテレビインタビューで多賀章仁監督は「このまま投げさせてもいいのかな」と迷いながらの采配となったが、エースが獅子奮迅の力投。延長11回に捕手・大橋がサヨナラ3ランを放った。「素晴らしかった」と選手たちの活躍に声を詰まらせていた。

(Full-Count編集部)

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