大阪桐蔭・西谷監督、近江エース・山田を警戒「精神力は並々ならぬものがある」

大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】
大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】

国学院久我山の先発読めずも「誰が来てもいいようにデータ班が準備していた」

 第94回選抜高校野球大会は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われ第2試合は大阪桐蔭が13-4で国学院久我山を下し4年ぶり4度目の決勝進出を決めた。近江との頂上決戦に向け西谷浩一監督は「(エースの山田君は)精神力は並々ならぬものがある、こちらも負けずにいきたい」と語った。

 この日も猛打が爆発した。初回は2死二塁から4番・丸山一喜(3年)の右前適時打で先制、さらに2死二、三塁から6番・田井志門(3年)の右前へ2点適時打で3点を奪った。その後も攻撃の手を緩めず13点を奪った。

 準々決勝の市和歌山戦では大会史上最多タイの1試合6本塁打。この日も2桁安打2桁得点と好調な打撃に西谷監督は「相手の先発が読めなかったので、誰が来てもいいようにデータ班が準備していた。シンプルにセンター返ししていこうと、その辺がしっかりできたのかな」と、チーム全員で手にした勝利であったことを明かした。

 決勝戦はエースで4番、主将を担う山田が軸となる近江が相手。この日は左足に死球を受けながらも延長11回を完投するなど獅子奮迅の活躍を見せている。「まさに山田君のチーム、死球を受けて投げていたが、精神力は並々ならぬものがある、こちらも負けずにいきたい」と選抜制覇を見据えていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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