女子高校野球の“選抜決勝”は福井工大福井vs.神戸弘陵 史上初の東京ドーム開催

神戸弘陵が履正社を下し決勝進出を決めた【写真:川村虎大】
神戸弘陵が履正社を下し決勝進出を決めた【写真:川村虎大】

神戸弘陵は甲子園で開催された昨夏の選手権に続き決勝進出

 第23回全国高校女子硬式野球選抜大会の準決勝2試合が31日、埼玉・加須市の加須きずなスタジアムで行われ、福井工大福井と神戸弘陵(兵庫)がそれぞれ決勝進出を決めた。決勝は4月3日、史上初めて東京ドームで開催される。

 福井工大福井は準決勝で京都外大西と対戦。0-1で1点を追う最終7回2死二塁で、本村千夏内野手の右前適時打で同点に追いついた。タイブレークの延長10回に1点を勝ち越されたが、その裏の2死二、三塁で3番・古市莉子外野手の左前打で再び同点に。なおも、2死一、三塁で4番・山田恵外野手の左越えサヨナラ打で3-2で勝利した。

 準決勝第2試合は、神戸弘陵と履正社(大阪)が激突。1-1で同点の3回2死一、二塁で4番・島田羽菜内野手の右越え二塁打で勝ち越しに成功した。5回にも1点を加え、3-1で勝利。昨夏の選手権に続き、決勝進出を決めた。

 福井工大福井は2019年のユース大会で日本一に輝いているが、選抜の決勝進出は初めて。一方、神戸弘陵は2019年以来3年ぶり3度目の決勝進出を果たした。甲子園で行われた昨夏の選手権決勝に続き、プロ野球の本拠地東京ドームでの開催。男子の選抜はこの日で幕を閉じたが、女子の選抜の熱い戦いはまだ続く。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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