福井工大福井が女子高校野球の日本一 史上初の東京D開催「選抜」で神戸弘陵下す

福井工大福井が神戸弘陵を2-1で下し、初優勝を飾った【写真:川村虎大】
福井工大福井が神戸弘陵を2-1で下し、初優勝を飾った【写真:川村虎大】

神戸弘陵は昨夏甲子園開催の「選手権」に続く日本一ならず

 第23回全国高校女子硬式野球選抜大会の決勝戦が、史上初めて東京ドームで行われ、福井工大福井が神戸弘陵(兵庫)を延長10回、タイブレークの末に2-1で下し初優勝を飾った。

 福井工大福井は3回、一塁を守る小林愛海内野手がフィールドシートに頭から飛び込み捕球する好守を見せた。直後の4回、1死一、三塁から「5番・三塁」の児玉椛姫(こだま・ゆあ)内野手の右ゴロの間に先制。6回に追いつかれ延長戦に突入したが、タイブレークに突入した10回に勝ち越し、裏も無失点でしのいだ。

 この試合は、巨人-阪神戦のデーゲーム後に行われ、スタンドには伝統の一戦の観客も残って両軍に温かい拍手を贈った。福井工大福井は、2019年のユース大会で日本一に輝いているが、選抜大会を制するのは初。対する神戸弘陵は昨夏、甲子園で開催された選手権大会、秋のユース大会に続く日本一がかかっていたが、決勝で涙を飲んだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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