加藤豪将、メジャー初昇格の舞台裏 監督からの祝福も理解できず「何がですか?」
OP戦で打率.348、1本塁打、3打点とアピール、悲願の開幕ロースター入り
ブルージェイズの加藤豪将内野手が4日(日本時間5日)、28人の開幕ロースター入りを果たした。2013年にヤンキースに入団した加藤にとって、10年目で悲願だった自身初のメジャー昇格の切符を掴み、カナダメディア「スポーツネット」はロースター入りの瞬間をレポートしている。
記事によると、加藤が開幕ロースター入りを告げられたのは、この日行われたタイガースとのオープン戦終了後。クラブハウスに姿を見せたチャーリー・モントーヨ監督から「おめでとう」と言葉をかけられたという。ただ、すぐには言葉の意味を理解できず「おめでとうって何がですか?」と答えたという。
監督が自分をからかっているのでは、とまで考えたという加藤。記事では「とても感動的な日でした。このために非常に長い時間取り組んできました。この上ないことです。2014、2015年のゴウスケに感謝したいと思います。辞めることも考えていましたが、続けました。彼(過去の自分)のおかげで今ここにいます」との喜びのコメントを紹介している。
2013年の米ドラフト2巡目でヤンキースから指名を受け、プロ入りを果たした加藤。その後、マーリンズ、パドレスの傘下マイナーリーグでプレーし、今オフにブルージェイズとマイナー契約。招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、オープン戦では打率.348、1本塁打、3打点とアピールしていた。