9連敗中の阪神に必要な「大胆な選手起用」 球団OBが期待する“鳴尾浜組”の逆襲
セ・リーグワーストの開幕9連敗と復調の気配が見えない阪神
泥沼から抜け出せるのか――。阪神は開幕からまさかの9連敗を喫し、セ・リーグワースト記録を更新した。5日からは本拠地・甲子園にDeNAを迎えるが、球団OBで野球評論家の野口寿浩氏は「チームとの相性もいいだけに、この3連戦をどう戦うか。逆にここで連敗することになれば苦しくなります」と分析する。
3月25日に行われたヤクルトとの開幕戦(京セラD)では、開幕投手の藤浪が7回3失点と力投するも、抑えのケラーら救援陣が踏ん張り切れずに最大7点あった点差を逆転された。誰もが予想だにしていない展開だったが、野口氏は「開幕戦の8回の継投ミス。あれで全ての流れを失ってしまいました」と指摘する。
5点リードの8回に2番手でマウンドに上がった齋藤が1死からサンタナに1号2ランを浴びると、2死一塁の場面で登板した岩崎が3連打を浴び、2人で4失点。9回には新守護神として加入したケラーが2本塁打を浴びて悪夢の黒星となった。
「斎藤に期待するのはいい。ですが、開幕戦で1勝を取らないと2勝目、3勝目と続いていきません。藤浪の力投を繋ぐためにも、8回はアタマから岩崎。結果的にケラーは打たれるかもしれませんが、9回まで持って行って、ベンチは仕事をしたと言えるのではないでしょうか」