9連敗中の阪神に必要な「大胆な選手起用」 球団OBが期待する“鳴尾浜組”の逆襲

DeNAとは2014年から8年連続勝ち越し中と相性は抜群、ソト、オースティンも不在

 開幕戦の悪夢を払拭できず、そこからは泥沼の9連敗。12球団で唯一、まだ白星のないチームに打開策はあるのか。野口氏は5日からの本拠地・甲子園、そして相手となるDeNAが1つのポイントになると見ている。阪神はDeNAを相手に2014年から8年連続勝ち越し中と相性は抜群。さらにソト、オースティンの中軸が不在となっている。

 阪神はここまで9試合を戦って、チーム防御率5.85、54失点はリーグワースト。目に見えないミスも多く、いかに無駄な失点を防ぐことが重要になるだけに、野口氏は「不幸中の幸いじゃないですが、(助っ人)2人がいないのは阪神にとって大きい。チームとの相性もいいだけに、この3連戦をどう戦うか。逆にここで連敗することになれば苦しくなります」と見ている。

 さらに「チーム状況は難しいので、指を咥えて復調を待つのは得策じゃない。大胆な選手起用で流れを変えるのもありかもしれません」と語る。3日に右脚のコンディション不良でマルテが登録抹消されたことで、三塁手に佐藤輝、一塁手に大山を置くことも可能に。状態のいい選手を柔軟に起用すべきだと提言する。

 外野の一枠には3日のオリックス2軍戦で2本塁打を放った陽川、ここまで10試合に出場し打率.278と復調の気配を見せる高山ら1軍経験者も控えている。さらに遊撃手では2年目の高寺も打率.270と着実に結果を残しているため「鳴尾浜組に期待するのもいいでしょう。思い切って動くのもあり」と見ている。

「外の声を気にせず冷静に、正常のメンタルに戻って戦えるかが大事」

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