ダルビッシュは「この上ない出来」 6回“ノーノー”に指揮官絶賛「ファンタスティック」

ダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

9回に元阪神・スアレスが乱調→痛恨のサヨナラ3ランで終了

■ダイヤモンドバックス 4ー2 パドレス(日本時間8日・アリゾナ)

 パドレスのダルビッシュ有投手が7日(日本時間8日)、敵地でのダイヤモンドバックスとの開幕戦に先発。2年連続3度目の大役で6回を無安打3奪三振4四球無失点の快投を見せ、自身初の開幕勝利が目前かと思われたが、9回にリリーフ陣が乱調。痛恨のサヨナラ負けを喫したが、ボブ・メルビン監督はエース右腕の姿に「ファンタスティック」と称賛した。

 初回先頭のバーショを一邪飛に仕留めると、続くマルテはスプリットで空振り三振に。ペラルタには四球を与えたが、ウォーカーを右飛で無失点で立ち上がった。2回は3者凡退に。3回からの2イニングはいずれも四球を与えたのみで、危なげなかった。5回も3者凡退で、終始二塁を踏ませぬ快投で6回を投げ切った。計92球で、最速は97.4マイル(約156.8キロ)だった。

 2点リードで勝利は目前だったが、9回に暗転。昨季まで阪神でプレーしたスアレスが先頭から2者連続で四球を与えると、続く打者にも死球で無死満塁に。ここでスタメンに継投したが、初球が暴投となり1失点。さらにサヨナラ3ランを浴びた。

 試合は土壇場でひっくり返ったが、ダルビッシュの頼もしさは際立った。指揮官は「90球を上限に考えていたが、少し超えてしまった」と説明。「変化球でストライクを奪い、直球が本当に素晴らしかった。この上ない出来だったと思う」とうなずいた。

(Full-Count編集部)

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