18連勝のオリ山本由伸の凄みとは? 名球会入り打者が重ねる2人のレジェンド右腕
投手と野手の信頼関係「リズムの悪い投手は中々、野手は助けてくれない」
この日はZOZOマリン名物の強風も味方につけていた。初回のマーティンの大飛球は本来ならスタンドインしてもおかしくない打球。150キロを超える直球に落差の大きなカーブ、フォークも有効に活用し、ビジター試合の中でも頭を使った投球でリズムを崩さなかった。
「勝てる投手は運も兼ね備えている。好投=勝つに繋がらないのが投手の難しいところ。リズムの悪い投手は中々、野手は助けてくれない。完封、1点差を守り切る姿を見て野手との関係が生まれる。山本はピンチでも最少失点で抑え、反撃を待つ展開を常に作っていた」
1点ビハインドの状態をキープする“我慢の投球”を続けたことで、結果的に5回は佐野皓の逆転3ランが生まれたのだ。