大谷翔平が「不満な表情を見せた」 際どい三振にブーイングも…実況「完璧な1球」
226勝右腕バーランダーに3三振、内角の球に思わず苦笑いを浮かべる場面も
■エンゼルス 2ー0 アストロズ(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。通算226勝右腕バーランダーと3年ぶりに対戦し、3打席連続三振。第2、3打席は内角の際どい球を見逃したが、判定はストライク。思わず不満げな態度を見せるも、中継する放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の実況マット・バスガージアン氏は「これは完璧な1球だ」と右腕を称えた。
2打席連続で同じようなシーンだった。3回2死の第2打席では、1ボール2ストライクから内角低めスライダーに見逃し三振。際どいコースに右手を振って不満そうな表情を浮かべた。第3打席は5回1死二、三塁のチャンスだったが、フルカウントからの6球目、96マイル(約154.5キロ)の内角直球に手が出ず見逃し三振。2打席連続の際どい判定に大谷は苦笑い。本拠地は大ブーイングに包まれた。
実に際どい判定に対し、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は「ボールの一部でもゾーンにかかればストライクだ。これはこれ以上ないほどギリギリ」とツイート。さらに「見逃すにはギリギリすぎるし、文句を言うにもギリギリすぎる」と続けた。「誤解がないように言っておくと、オオタニは『文句』は言っていない。彼はダグアウトに向かいながら不満な表情を見せていただけだ」とも綴り、いかに微妙な判定だったかを強調した。