全国大会で7回途中無失点 ポニー中3投手が憧れの明大右腕から教わった武器

明大・渡部翔太郎【写真:中戸川知世】
明大・渡部翔太郎【写真:中戸川知世】

憧れの明大・渡部から教わったカーブで久留米打線を翻弄

 長谷部くんには憧れの選手がいる。「プロも凄いですけど……」と前置きした上で挙げたのは、明大の4年・渡部翔太郎投手だ。最速150キロの直球とツーシームを軸に、大きく曲がるカーブで緩急差のある投球が武器。東京六大学リーグでは2年春からリリーフで登板。昨春のリーグ戦では6試合で防御率3.38の好成績を収めた期待の右腕だ。

 長谷部くんの兄と渡部は千葉黎明高の同級生。7年前に兄の試合を見に行った際、マウンドで躍動する渡部を見て「風格があってテンポが良い投球」と衝撃を受け、憧れを持つようになった。

 兄の計らいもあり、渡部が明大進学後も帰省した際に、たびたび直接指導を受ける機会に恵まれた。昨年11月に教わったのは、カーブの握り方。「曲がり幅も大きくなって、いつでもカウントを取れるようになりました」。もともと投げていた球種だが、キレ、制球ともに改善され、自らの武器になった。

 この日も、その決め球で久留米打線を抑え込んだ。直球の最速は110キロほどだが、80キロ台のカーブで緩急をつけ、凡打の山を築いた。松本範夫監督も「遅い変化球でカウントが取れるようになったのが大きい」と成長を実感する。

 千葉ジャガーズは今年で創部50年。夏の全国大会は9度の優勝を誇る。「日本一になりたい」。自らのピッチングでチームの節目に華を添えることを誓った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY