“記録ずくめ”の鈴木誠也 米メディアも注目「次は何をやってくれるだろうか?」

パイレーツ戦に出場したカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】
パイレーツ戦に出場したカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】

14日パイレーツ戦で中前適時打を放ち、デビューから5戦連続安打

■パイレーツ 6ー2 カブス(日本時間14日・ピッツバーグ)

 カブスの鈴木誠也外野手が13日(日本時間14日)、パイレーツ戦で中前適時打を放ち、メジャーデビューから5試合連続安打となった。地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」は「セイヤ・スズキによる本日の歴史的偉業をチェック」として、鈴木が打ち立てた“3つの記録”に注目した。

 鈴木は12日(同13日)の同戦で、2打席連続本塁打をマーク。米データサイト「STATS Perform」の公式アカウント「Stats By STATS」によれば、打点が公式記録となった1920年以降では、デビューから4試合で8打点以上かつ4四球以上をマークした初のMLB選手だった。また、デビューからわずか4試合で3本塁打を放った日本人選手は、エンゼルス・大谷翔平投手に続いて2人目となった。

 さらにこの日は中前適時打を放ち、2戦目から4試合連続打点も記録。カブスの選手としての最初の5試合すべてで、少なくとも2回出塁し、なおかつ1得点か1打点を挙げたのは、1901年以降では2人目。2003年のマーク・グルジラネック以来の快挙と“記録ずくめ”となっている。同メディアは「次は何をやってくれるだろうか?」と期待を寄せている。

 地元放送局「マーキー・スポーツネットワーク」の実況ジョン・シアンビー氏と解説ジム・デシェイーズ氏は、躍進の要因を分析。シアンビー氏が「彼はボール球に手を出していません。これからも手を出さないでしょう。そるすことで、成功する準備が整うわけです」と話せば、デシェイーズ氏は「スズキは2ストライクの状態でも、(ボール球に)手を出すことをためらいます。素早い手の動きができるから、待てる。他の選手であれば2ストライクになると若干パニックになってストライクゾーンが広くなってしまいますが、彼は鋭い眼を持っています」と説明。広島時代の昨季、セ・リーグ2位の87四球を選んだ“選球眼”を高く評価した。

(Full-Count編集部)

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