泥沼の阪神、諦めるのはまだ早い? 14.5ゲーム差、メークドラマ…過去の大逆転優勝
近年では2016年の日本ハムが首位ソフトバンクに11.5差も逆転V
巨人は2008年に最大13ゲーム差をひっくり返し“メークレジェンド”と呼ばれる逆転優勝を果たしている。この時は阪神が開幕から独走体勢だったが、巨人の猛追の前に涙を飲むことになり、岡田彰布監督が責任を取る形で辞任することとなった。
最も記憶に新しいのは、2016年の日本ハム。首位ソフトバンクに最大11.5ゲーム差をつけられたが、6月まで3位をキープ。交流戦の6月19日の中日戦から7月11日のオリックス戦にかけて球団新記録の15連勝をマークして徐々にゲーム差を縮めていくと、9月22日にマジック「6」が点灯。同28日の西武戦に勝利して4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
今季の阪神はヤクルトとの開幕戦で7点差を逆転され、泥沼の連敗が始まった。過去の優勝チームの開幕連敗は1960年の大洋の6連敗が最長で、データ上では阪神のV確率は0%となっている。ただ、首位の巨人とは10ゲーム差。上記のように、それ以上のゲーム差をつけられながらも、大逆転劇を成し遂げたチームが存在するのは確かだ。
まだ、シーズンは始まったばかりで残り試合も十分にある。タイガース版「メークミラクル」へ。ペナントレースを盛り上げるためにも猛虎の反撃に期待したい。