大谷翔平のアーチで始まった“熱狂の日々” 米メディアは一挙手一投足が報道対象

レンジャーズ戦で1試合2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
レンジャーズ戦で1試合2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

打つ前も、打った後も注目される大谷の本塁打「オシャレだった」

■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ(日本時間16日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、敵地でのレンジャーズ戦で、今季初本塁打を含む1試合2発と大暴れした。開幕から31打席目にして生まれた待望のアーチ。米メディアもこぞって報道。昨季ア・リーグMVPを獲得した二刀流の一挙手一投足に注目する“熱狂”が始まった。

 日米ファンが首を長くして待った瞬間は、プレーボールと同時にやってきた。「1番・DH」で出場した大谷は先頭打者の初回、初球に来た95.9マイル(約154.3キロ)の高めフォーシームを捉えた。高々を上がった打球は、実に6.7秒の滞空時間をもった放物線。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「406フィート(約123.7メートル)のムーンショットを右中間席に運んだ」と伝えると、地元メディア「CBSロサンゼルス」も「球を捉えレンジャーズ本拠地球場の客席へと400フィート超えの一発をかっ飛ばした」と特筆した。

 ダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、白いカウボーイハットを被らされて祝福を受ける“セレモニー”を初体験。今季チームで始まったパフォーマンスで、「CBSスポーツ」も「オシャレだった」と言及。本塁打を放った事実だけでなく、“打つ前”“打った後”にも注目されるのが大谷の存在価値を物語る。

 米メディアにとっても、些細な仕草すら報道の対象になっている。5回1死一塁で放った2号2ランは、誰もが打った瞬間に確信するような完璧な当たりだった。大谷は“確信歩き”をしながら、珍しく豪快にバットを放り投げる。その場面に触れたのはCBSスポーツだけでなく、大の大谷ファンとして知られる「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏も「ショウヘイ・オオタニのバットフリップ。2本塁打。壮麗なバットフリップ。今日という日は史上最高の一日だ」と綴った。

待望のアーチで「今季序盤のスランプから立ち直った」

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