今季チーム4敗中3敗を喫する守護神 鷹・森唯斗、データにも表れる“異変”

6日のオリックス戦、12日のロッテ戦も複数失点して救援に失敗

 森はこれで今季3敗目。ここまで6セーブをマークしている一方で、6日のオリックス戦で2失点、12日のロッテ戦で3失点を喫して敗戦投手になっており、救援失敗が続く。試合後、森は球団を通じて「ツーシームが甘くなってしまった。申し訳ないとしか言えません。自分自身、もう後がない。やり返さないといけない」とコメントした。

 プロ入りした2014年から7年連続で50試合以上に登板してきた鉄腕の森。サファテが離脱した2018年からクローザーの座を担い、これまで通算127セーブをマークするなど実績と経験は十分にある。その一方で、今季は明らかにこれまでとの“違い”が見てとれる。

 それは球速だ。試合を観戦し、感じているファンも多いのではないだろうか。150キロに迫る真っ直ぐと、それとほぼ同じ球速帯で微妙に動くカットボール、ツーシームを武器とする森だが、昨季と比べて、全ての球種の平均球速が低下しているのが、データにもはっきりと現れている。

32セーブをマークした2020年からファストボール系は軒並み球速が低下

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