大谷翔平がスランプ脱出「元々そこまで悪くない」 2戦連発3号2ランに3打点3得点
シフト破り内野安打で6戦連続安打、5打数2安打3打点に今季初三盗も
■エンゼルス 7ー2 レンジャーズ(日本時間17日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、8回の第5打席で2試合連発となる3号2ランを放った。開幕7戦ノーアーチだったが、ここ2試合で3発と量産態勢。大谷は「ギリギリでしたが入ってくれて良かったです」と振り返った。
ダメ押し弾は4-2で迎えた8回2死二塁だ。救援ホランドの初球カーブを捉えて3号2ラン。2試合連発は2021年7月28日(同29日)のロッキーズ戦以来262日ぶり通算13度目だ。打球速度108マイル(約173.8キロ)、飛距離384フィート(約117メートル)。敵地ファンも愕然とする一発だった。「元々そこまで悪くはありませんでした」とコメントした。
1点リードの7回は足で見せた。元ソフトバンクのムーアからガラ空きの三塁線へ転がす遊撃内野安打。6試合連続安打をマークした。暴投での二進後には今季初の三盗をマーク。1死満塁からスタッシーの三ゴロの間に4点目のホームへ滑り込んだ。「チームとしてキッチリ1点を取るという意識があるので良い結果に繋がっていると思います」と振り返った。
初回先頭は際どいコースを攻められて見逃し三振。3回無死一、三塁の二ゴロの間に先取点を挙げ、2試合連続打点をマークした。4回2死一塁は一ゴロ失策だったが、きっちりと打球を捉えていた。主軸打者として打線を強く引っ張った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)